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西山スマイル介護職員や看護師の出会った、ちょっと感動するお話をお届けします。

2021.09.02失ってから気づくこと
介護職員/U
 ”新型コロナウイルス”
 近年、この言葉を耳にタコができるほど聞くようになりました。
 私たちの生活から旅行やイベント、ご利用者やご家族にとっては面会の制限など、今まで当たり前のように生活の中にあったものがたくさん奪われてしまいました。
 しかし、人間というものは失うことでやっとその大切さを痛感するものです。
 あなたの失いたくないものは何ですか?
 このような状況になってやっと気づくのでは遅いのです。いつの間にか大切なものが当たりまえになってしまう前に、しっかりと向き合わなければならないと思います。コロナ渦であろうとなかろうと、大切なものは変わらないはずです。
 あるミュージシャンが言っていました。
 「いつ解散してしまうかもわからない。あと何回ライブできるかもわからない。そのうち、あと何回あなたが来てくれるかわからない。あなたとこうして向き合って音楽を届けることができるのが、人生であと数回かもしれない。そう思ったら、あなたとともに生きているこの瞬間がとても大切なんだ。」と。
 人生の中であとどれくらい好きなことができて、好きな人に会えて、好きなものを食べることができるでしょうか?
 終わりはいつも突然です。新型コロナウイルスによって失うものも多かったと思います。しかし、それ以上に、当たり前が失われて、より大切なものの尊さを痛感できたのではないでしょうか。
 あなたの大切なものは何ですか?
 失って後悔する前に、精一杯大切にして生きていきたいものです。少しでも早く新型コロナウイルス感染症の流行がおさまり、安心して生活できる日々が戻ってくることを願っています。

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